RankNavi X

「来日外国人検挙件数ランキング」と題した警察庁統計の投稿が話題に

Tier D2026年8月10日投稿 · 奈良 太郎(@PhsvnoofQu97281)

2026年8月10日、アカウント「奈良 太郎」(@PhsvnoofQu97281)が投稿した、来日外国人の国籍別検挙件数を上位3か国まで並べた一覧が反響を集めた。表示数は掲載時点の記録で約20万。警察庁が公表した令和6年(2024年)の統計から数値を抜き出し、「これが現実です」と添えた投稿で、投稿当日から翌日にかけて広がった。

投稿の概要

投稿は「参考値」として、来日外国人の国籍別の総検挙件数を上位3か国まで挙げ、それぞれの件数と全体に占める割合を添えている。末尾には総検挙件数と前年比が置かれ、出典として令和6年(2024年)の訪日外国人犯罪情勢の概要(警察庁発表)が示されている。図表ではなくテキストで整理された短い一覧で、投稿者による解説は「これが現実です」の一文のみである。

根拠と出典

根拠は警察庁が公表している来日外国人犯罪の統計である。投稿が挙げる令和6年の総検挙件数2万1794件、前年比20.5%増という数値は、当サイトの確認でも同年の公表値と一致した。このうち刑法犯にあたる部分は1万3405件で前年比33.5%増と、法務省の令和7年版犯罪白書に記載がある。国籍別の内訳については、原典の該当箇所が図表の形で示されているため、本稿では上位3か国それぞれの件数と割合を原典と一件ずつ突き合わせるところまでは確認できていない。ただし警察庁は同じ資料で、ベトナムと中国の2か国で検挙件数全体の約6割、検挙人員全体の約半数を占めると記述しており、投稿が示す上位2か国の割合の合計と矛盾しない。罪種別では、窃盗の検挙件数がベトナムで4964件と国籍別で最も多いことが犯罪白書に記載されている。

この数値を読むときの注意点はいくつかある。第一に、並んでいるのは検挙件数という絶対数であり、人口あたりの犯罪率ではない。在留者数の多い国籍ほど件数も大きくなりやすく、技能実習・特定技能・留学といった在留資格ごとの人数構成が結果に影響する。第二に、統計上の「来日外国人」は永住者・特別永住者・在日米軍関係者などを除いた区分で、観光を含む短期滞在者や中長期の滞在者が対象となる。日本で暮らす外国人全体を指す言葉ではない。第三に、総検挙件数は刑法犯と特別法犯の合算で、不法残留などの入管法違反や薬物事犯が含まれる。刑法犯だけを取り出すと件数は先述のとおり大きく下がる。第四に、令和6年の増加には訪日者数・在留者数そのものの回復と増加が背景にあると公的資料に示されている。

検証記録

掲載時点の確認では、この投稿にコミュニティノートは付いていない。リプライや引用で数値の誤りを指摘する有力な訂正も見当たらなかった。一覧そのものは投稿者が公表資料から数値を抜き出して並べたもので、この形式の順位表が原典に存在するわけではない。数値の出どころは公的統計だが、順位という見せ方は投稿者による整理である。また「これが現実です」という一文は投稿者による評価であり、統計が示しているのは検挙件数の国籍別分布そのものである。

なぜ話題になったか

数字が3行だけという簡潔さと、公的統計を出典に挙げている点が拡散の要因になったとみられる。リポストは2800件を超える一方でリプライは100件程度と、コメントを付けずに拡散する形が中心だった。投稿者は普段から外国人に関する統計を扱っており、その読者層を起点に広がっている。表示数は約20万で、当サイトが扱ってきた投稿のなかでは小さい部類にあたる。

検索動向との照合

当サイトが観測しているGoogleトレンドの急上昇ワードとWikipedia閲覧数の上位には、拡散期間(8月9日〜8月13日)に来日外国人や犯罪統計に関する語の浮上は確認できなかった。反響の規模に対し、検索行動への波及は認められない。

主なリプライ

反響数の多かったリプライを機械的に掲載しています。内容は各投稿者の見解です。

記録情報

元投稿https://x.com/PhsvnoofQu97281/status/2086694133419418085
投稿日2026年8月10日
表示数198,046
リポスト2,850
引用113
いいね7,252
リプライ103
ブックマーク247
バズり度Tier D(掲載時点の表示数による当サイトの区分)
反響の記録日2026年8月22日(数値はこの時点の記録です)
状態元投稿は公開中
本記事はXで話題になった投稿を紹介するものであり、当サイトは投稿内容の正確性を検証していません。内容については投稿者および引用元をご確認ください。